年金制度改正法（令和2年法律第40号）の概要の一つである“被用者保険の適用拡大”が開始されます。
この改正により2022年10月から、段階的に一部のパート・アルバイトの方の社会保険の加入が義務化されます。
社会保険の適用拡大が実施される背景には、社会・経済を取り巻く環境の変化があります。
人口減少や少子高齢化が進む中で、今後より多くの人が長い期間多様な形で労働を続けることになります。こうした社会情勢に見合うよう適用範囲の拡大が実施されることとなりました。
【図：厚生労働省HPより】
■対象となる企業
・2022年10月から適用
＝従業員数101人～500人の企業で働くパート・アルバイト
・2024年10月から適用
＝従業員数51人～100人の企業で働くパート・アルバイト
※従業員のカウント方法
【図：厚生労働省HPより】
■適用拡大に伴う新たな加入対象者
該当するのは以下のすべてに当てはまるパート・アルバイトの方です。
・週の所定労働時間が20時間以上30時間未満
（※週所定労働時間が40時間の企業の場合）
・月額賃金が８.8万円以上
・2ヶ月を超える雇用の見込みがある
・学生ではない
短時間労働者でも社会保険に加入できることで、従業員にとっては、健康保険の給付を受けられること、また将来の年金額が増えること等のメリットが考えられます。
そのため、適用拡大をすることは、企業にとって人材確保へと繋がり、長期就労を促すことになります。
▼今回紹介の社会保険適用拡大 特設サイト
https://www.mhlw.go.jp/tekiyoukakudai/
適用拡大についてご不明点がございましたら
ぜひ社会保険労務士法人CROSSROADへお問い合わせください。
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